アーティストの収入

最近、よくGACKTの収入源がネットの一部で話題に上がってる。
いや
普通に音楽カットでしょ、と思いつつ、根拠何よとか言われそうなので、思考してみることに。

まずは、音楽活動と言えば曲を買ってもらうこと、と思いがちだけど、音楽家が曲を売る事で設ける利潤なんて大したこと無いはずなので、考えていこう。

まずは仮定。
年に平均5曲を書くとして、一曲あたりの単価を200円と想定してみる。
印税は10%とすると、一曲あたりの利潤は20円。
アーティスト側のコストは基本的に自分の労力。
それぞれのエンジニアの演奏印税とか、編曲印税は別に設定されてることにしとく。
3万人の曲を買うファンがいるとしても、年間の利益は60万円。
これじゃ食えない。

次にライブ。
興行収入ってやつ。
昔国際フォーラムでライブした時に後輩が連れて行ってくれて、曲ほとんど知らなかったのに面白かった。
舞台としてよくできていた。
その時のチケット代が普通席で12000円くらいで、キャパ10000人だったと記憶してる。
その時は2日公演で、満員御礼。
会場使用料、設営費用などの原価が20%ほどとしてみる。
地方だと、キャパが小さい会場使う事もあるだろうけど、その場合は会場使用料がかなり下がる。
ただし、設営費用はそんなに変わらないけど、都内と地方比べると雲泥の差があると見られるので、原価率は固定して良さそう。
で、年間のライブ回数を平均して20回とする。
ライブしない年もあるだろうからこんなものだと思う。
ライブは基本的に満員御礼だとして、チケット代は10000円、一回あたりの動員数が5000人だとしてみると、4億ほどの収益。
ここから人件費が出て行くとして、常勤のひとを年収500万円で雇ったとして、常に50人雇ってるとする。
実際は興行の前から当日までは雇用が膨らんで、アイドルタイムは減るだろうけど、平均したらこれくらいだとしてみる。
で、人件費で2億5000万円。
手元に残るのは1億5000万円。
うん、セレブだね。

さらにグッズなどの収益もあるとすると、もっと儲かってる。
しかも、体が資本だから、トレーニングやらの、自分のケアもほとんど経費だろうから、使える金の幅はサラリーマンの年収よりずっと上だろう。

と言うわけで、音楽活動で普通に食えてると思うという結論。

もっと言えば、儲けた時に投資に回してれば金が金を生む循環に入ってるだろうからもっと楽なのだろう。
金が金を生むのは、ピケティの資本論にて明らかになった通りですよ、と。


ここまで、全く調べずに書いてるので、全くの与太話です。
念のため。